5月25日（木）、午後の5・6時限目を使い、津波警報発表を想定した地震・津波避難訓練を実施しました。
　本校は、平成23年度、25年度の三重県津波浸水予測図（最大クラスの地震想定）によると津波浸水域に入っていますので、南海トラフ地震防災規程を定め、津波避難訓練を行っています。津波警報が発表された場合の避難場所は、①三重県総合文化センター、②三重県立看護大学です。
　避難経路の安全を確認し、避難可能な場合は、①、②の優先順位で避難します。校舎は、津波避難ビルとして、一時的に逃げ込む避難者のために開放しますが、経路の安全が確認できない場合は、生徒も校舎3・4階に避難し安全確保する計画を立ています。
　25日は、13：35に緊急地震速報のテスト発報で訓練を開始しました。揺れがおさまるまで、その場で安全確保を行い、放送による指示でグラウンドへ避難を行いました。避難開始から点呼終了までに要した時間は、約4分でした。その後、津波警報が発表されたことを想定し、2人の教員が三重県総合文化センターまでの経路を確認に出発しました。要した時間は約8分でした。そして、全校生徒は、上履きから靴に履き替え、避難を開始しました。





　津市地域防災計画〔津波対策編」によると、M8.7の地震でのこの地域への津波の到達浸水予測は、0.5ｍ津波の到達が約70分後、最大津波は約2.6ｍで140分後でした。今回の訓練では、全校生徒が三重県総合文化センターに到着するまでにかかった時間は、緊急地震速報のテスト発報から51分後でした。今後、今回の訓練を振り返り、別の想定も検討し、改善を図っていきます。