一志町は、三重県のほぼ中央に位置し、南部には豊かな自然の霊峰矢頭山が、北部には奥一志の山間を流れてきた雲出川が波瀬川と合流して、美味で知られる一志米の産地である伊勢平野に、肥沃な土壌と豊かな水の恵みをもたらしている。また、町内のほぼ全域で縄文時代の遺跡が発掘されているほか、天平時代の寺院跡など、古くから文化が発達した痕跡が確認されている。昭和30年 1月15日に一志郡下の他市町村に先駆けて、大井村、波瀬村、川合村、高岡村の間で合併の機運 が盛り上がり、「心を一つにして新しいまちづくりを」という思いから一志町と名付けられ、今日に至っている。その後、平成18年1月1日に、旧津市等10市町村で合併し津市となった。
町の中心部には近鉄大阪線、JR名松線が走り、また伊勢自動車道の一志・嬉野インターもあり、 工業団地やスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどができ、宅地造成も進み、町全体が農 村地域から商工業地域へと変容しつつある。保護者や地域の人々は、子どもたちを大切にし、学校教育や社会教育に対する関心も高く、期待も大きい。