12月4日、津市の金丸産婦人科の金丸恵子先生を講師としてお迎えして、3年生を対象とした性教育講演会を安濃中公民館で行いました。金丸先生は専門医として約20年前から中高生を対象とした性教育講演会を実施されています。講演の冒頭で「望まない妊娠は近年増えているのか？」と生徒たちに問いかけ「2005年をピークに今は減っている」とのことでした。ピーク時までは保健や理科の授業で生命誕生や妊娠の仕組みは学習するものの、若者の性交渉やそれに伴う性感染症の罹患や妊娠・中絶までは学習する機会がなく、そうなってから婦人科を訪れる若者が増えていたことから、専門医が学校で訴えるという活動をずっと続けてこられたようです。この地道な活動が若年層の性交渉におけるリスクやデメリットを学習する機会となり、この活動を始めたピーク時のころから減少に転じている要因であると思われます。講演では「性感染症の危険性」や「多様な生き方やライフプランの大切さ」「年齢に応じた恋愛」「適切な避妊」などについて、分かりやすく語りかけるように説明していただきました。
【性教育講演会の様子】