ゼロカーボンスクール・プロジェクトの一環で、5・6年生は、名古屋産業大学の長谷川先生に出前授業をしていただきました。
地球温暖化と二酸化炭素が関係していること、植物の光合成で、二酸化炭素を減らせることを説明していただいてから実験です。
長谷川先生は、微妙な光の強さも測れる機器や、二酸化炭素の量が測れる計測器を持ってきてくれました。
3班に分かれ、違う種類の樹木の枝をとってきます。
ケースに入れて、明るい窓際においたものと、机の上に置いたものと、二酸化炭素の量を5分ごとに計測します。
明るい窓際においた方は、3班とも、二酸化炭素の量がどんどん減っていきました。
一方、机の上に置いた方は、2班だけは二酸化炭素の量がほぼ変わらず、1・3班は増えていました。
2班のとってきた「イロハカエデ」は、光が弱いところでもところでも光合成をしていて、呼吸の量と同じくらいだったからCO₂の増減はなかったのです。
ところが、1班の「モチノキ」や、3班の「クスノキ」は、光が弱いところでは光合成する力が弱く、呼吸によってCO₂を出す方が多くなったのでした。
CO₂を減らし、温暖化を解決するために、森林を残したり増やしたりすることが大事なんですね。
そして、樹木によって、成長するのに適した環境が違うこと、環境によってすみ分けていることもわかりました。
まだ、光合成を学習していなかった5年生も、今日の学習で、植物の働きがわかったようです。