津中部北地域包括支援センターの方に来ていただき、4年生対象のキッズサポーター養成講座が行われました。

今回の講座では、子どもたちに高齢者の体の変化や認知症について理解してもらい、そういった方々への対応を学んでもらうことで、高齢者や認知症、障害をもった方々に優しく接しようとする気持ちや態度を育むことをねらいとしています。
まず、初めに高齢になった方の体の変化について教えていただきました。
高齢になると、身の回りの物が見えにくくなったり聞こにくくなることを実際に画像や音を聞きながら教えてもらいました。

その後、高齢になると脳の働きが弱くなって、認知症になることも聞きました。
認知症になると「時間や月日、場所、人などが分からなくなる」「考えるスピードが遅くなる」「新しい機械が使えなくなる」「計画を立てられなくなる」といったことが見られるようになるそうです。
お話を聞いた後、認知症になった方の周りでどんなことが起こるか、寸劇を3つ見せていただきました。
〇認知症に方が、昼食を食べたのに、まだ食べていないと何度も家族に訴える様子

〇財布がどこにいったか分からず、家族が盗んだと疑う様子

〇学校の花壇の花を勝手に抜いてしまう様子
※4年生の子どもも2人も参加させてもらいました

最後に、認知症の方が道に迷ったりゴミ出しで困っている様子、そういった場面で、どうやって関わるといいのかを説明したDVDを見せてもらいました。

身の回りで、認知症の方が困っている様子を見かけたら近くの大人の人に伝えることや、認知症の方が出来ないことや間違っていることを周りの人が一方的に責めるのではなく、ゆっくり話を聞いてあげて、いっしょに手伝ってあげたり励ましてあげるのがいいと教えていただきました。
今日の養成講座を聞いて認知症について学んだ証に、4年生にオレンジ色のタオルとリストバンドを頂きました。
