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2023/01/23

白塚の浜について考えよう(4年)

| by 津市立白塚小学校長
白塚の浜を愛する会の西口さんたちに来ていただき、4年生が白塚海岸について話を聞かせていただきました。


白塚海岸には三重県レッドブックにも載っている絶滅の危機にあるシロチドリやカワラハンミョウ、アカウミガメが生息している貴重な海岸です。


白塚海岸でシロチドリやカワラハンミョウ、アカウミガメがどのように暮らしているかや見かけた時に気をつけること等について教えていただきました。

これら貴重な生物がこれからも暮らしていくためには、海岸からゴミをなくしていくことが大切で、そのために白塚の浜を愛する会では月に1回、海岸清掃に取り組んでいることも教えていただきました。



また、マイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下の小さなプラスチックが大きな問題になっていて、魚などの生物が誤って食べてしまい体内に蓄積されていくそうです。実際、2015年の東京湾で釣ったカタクチイワシを調査したところ80%のカタクチイワシの消化管からプラスチック片が出てきたそうです。

海岸で紫外線などにさらされたプラスチックが大変割れやすくもろいことや海岸の砂の写真をよく見るとプラスチック片がたくさん写っていること等も学ばせていただきました。

<海岸の砂の中にプラスチック片がどれだけあるか観察しています。>


<海岸の砂浜の写真の中からプラスチック片を探しています。>


西口さんたちはマイクロプラスチックについて知ってもらうために、海岸で集めたプラスチック片を使ってシロチドリやカワラハンミョウ、アカウミガメの絵を制作しているそうです。


西口さんからはゴミやマイクロプラスチックを減らしていくために「ゴミは決められた場所にルールに従ってきちんと捨てること」や「プラスチックを減らしたりリサイクルしていくこと」「ポイ捨てをしないこと」や、今日、話を聞いて学んだことを他の人にも伝えていくことが大切であることも伝えていただきました。
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