生徒昇降口から南側校舎、北側校舎へ上がる階段にある「ご意見ボックス」は、前期の生徒会役員が設置し、後期の役員生徒たちに引き継がれています。「トイレの入り口に扉がなくて、中の様子が丸見えなので困る」という意見が投函され、前期の役員生徒が、この意見の対応として考えたのが”のれん”。作り方を調べ、布を買いに行き、試作品ができたところで任期が終了したため、後期に引き継がれました。
後期の役員生徒たちは、すぐに材料の購入から取り掛かり、放課後や朝の始業前の時間に被服室のミシンやアイロンを使って制作を始めました。途中で、期末テスト期間もありましたが、約1ヶ月で1階から4階までの男女のトイレに”のれん”がつけられました。
トイレのマークは「男性が青、女性は赤」ですが、その固定観念の意識を取り払おうという意味を込めて、”のれん”の色は、男性用、女性用ともに紫色にしたのだそうです。
そして、今、取り組んでいるのが、「新型コロナで頑張ってみえる皆さんへ~感謝・応援プロジェクト」です。医療関係の方々、お店や福祉施設などで働いている方々に、感謝と応援のメッセージを伝え、その気持ちを拍手に込めて送ろうというものです。同時に、自分たちにできることとして、「自分たちの感染予防宣言」を確認して実行していきます。