三重県総合博物館の館長さんに直々にゲストティーチャーとして出前講座をしていただきました。(失礼な言い方をお許しいただければ、めちゃくちゃ面白い関西のおっちゃんという感じでした 子どもたちも楽しく充実した時間があっというまに過ぎました)

少ない人数でということでクラス別に別時間にしていただきました。
写真は、活動の時系列順に2クラスがまじっています。
「三葉虫て知っとるか?」けっこうたくさん知っていました。

食べたことあるか? 「無いです」 何で?

「まずいからです」「かたいからです」 「毒があるからです」

そのうち 「もう今はいない」「絶滅したんです」

1人ずつ約5億年前の三葉虫の化石を貸していただきスケッチをします。
「お絵描き時間じゃないから、上手でなくていいぞ、でもしっかり見て描く」







5年生ともなると描写力もなかなか



みんなよくかけたからどんなふうか説明してもらおか



これはプロの絵

こっからは、じいちゃんからのいじわる(難しい)質問やぞ、1問でも間違えたら給食くうてかえるぞ! 「えっ えらいこっちゃ」 ※もちろんじょうだんです
どんな生き物と似てるかな?
ダンゴムシ、ゴキブリ、セミ、トンボ、ダイオウグソクムシ、カブトガニ・・・いっぱいあがりました。


これらの仲間で海に住んでいた 何で海にいたとわかるの?
いろんな理由を考えたけど次々ボツ、そのうち「エラ?」
そうエラがあったから水中の生き物や。
じゃあ、目はどうなっとったか似た生き物から考えてごらん


体が硬いから体を曲げてあっちこっち見られないということは?
「トンボに似てるぞ、あっ複眼?」


みんなの手元の化石は小さいから目はよくわからんけど、
大きいのも見せてもらう



アノマロカリスという生物が三葉虫が大好物で食べまくってきたけど、三葉虫は1万数千種あり繫栄した。どうやって天敵から逃れたか?
「砂にまぎれた、岩の陰にいた、硬くなった、丸まった・・・・」
丸まるてどうなんのや、人間CGになって実演してみな

丸まった状態の化石を見せたる 「えっえー」このあたりテンションはマックス

砂に埋もれたら、外の様子をどうやって知るのかな?
「まさか目をのばす?」 そのとおり!


これが目が伸びた種類の化石


大きくなってのがれたのもいるぞ!でも人間が大きくなる時とはちがう動きをする虫がおるやろ 「脱皮や」 セミのぬけがらやと、どこから抜け出したかわかるか?
「背中に割れ目があります」
最初のスケッチで頭の両側に割れ目があり、そこからまず頭の両側がぱかっと開いて本体が脱皮する
人間CGになって実演してもらおう


ぬいぐるみでも実演してもらいました

無事いじわる質問をすべてクリアし、最後は終了証をいただきました。



爆笑の連続でしたが、観察・推理・確かめ、そして仲間との協同という自然科学の取り組みの基礎を教ええいただきました。