4年生が福祉に係る学習を行いました!
12月2日(月)に、津市内で盲導犬と生活してみえる内田さんに、お話を聞かせていただきました。今日の授業では、まず、目の不自由な方が持っている白杖について教えていただきました。「この白い杖を持っている方がいたら、目が不自由な方なんだよ。」と分かるように、世界基準で決まっているそうです。白杖を使って上手に歩いていても、万能ではないため、危ないところがあれば、声をかけてほしいそうです。特に背丈以上の高さは分かりづらいそうです。
内田さんからは、目が不自由であるということは、目から入ってくる情報が全く分からないため、信号が青なのか赤なのか、店が何時に開くのかなど、目で見て判断できないことが困るという話がありました。でも、技術が進歩してきたため、生活しやすくなってきた面もあるとも話していました。例えば、昔は点字で読んでいた文字も、今はパソコンが音声で読んでくれる。スマートフォンのアプリで写真を撮れば、そこに書かれている文字を読み上げてくれるなどです。また、目が不自由だからこそ、人とのコミュニケーションを大切にしていると話していました。特に、自分自身に対して、周りからは言いづらいことがたくさんあると思うので、何でも自分から自分自身のことを伝えるようにしているそうです。そして、目が不自由であっても、人にはなるべく頼まず、何でも自分自身で行動するようにしているそうです。そのような内田さんの生き様は、私たちも見習わなければならないなと思いました。
3代目になる盲導犬デュークとともに来ていただいた内田さんには、他にもたくさんのことを学ばせていただきました。子どもたちは、内田さんの思いがこもったお話を聞き、伝えられたことをしっかりと受け止めることができたと思います。