10月31日(金)に、地震後に「津波警報」が発令されたことを想定した避難訓練を実施しました。当日は、雨天の心配をしましたが、最後まで降らずに済みました。栗真小学校では、津波が津市に到着するまでに時間的余裕がある場合には、「みかんの里」を経由して、「豊野団地中公園」へ避難することになっています。まず、地震の発生後、運動場へ避難し、「津波警報」が発令されたことを受け、非常食の入った袋を一人ひとりに配布し(雨天が心配されたため訓練では省きました)、学校を出発しました。そして、出発して「みかんの里」から「豊野団地中公園」まで駆け足で避難してほぼ30分かかりました。
2022年3月に策定された津市における「南海トラフ地震による津波を想定した広域避難計画」では、南海トラフ地震が発生した場合、津市の沿岸部に約67分で津波が到達し、津波の高さは最大7mに達するとなっています。震源地の場所により津波の到達時間にも誤差は生じますが、今回の訓練でかかった時間なら、十分に避難することができます。地域の防災コーディネーターの方々にもご参加いただき、子どもたちにもご意見をいただきました。ありがとうございました。
3学期には、津波の到達予測時間が短く、今回のような高台への「水平避難」をするための時間的余裕がない場合の避難方法である「垂直避難」の訓練を実施します。この場合には、本校周辺地域の避難場所と指定されている本校3階及び屋上への避難となります。津市が発表している津波の最大値よりも、本校の3階は高い位置にあるため、安全を確保することができます。


