1月26日(火) 人権を考える会を行いました。
今年も「人権を考える会」を実施しました。これは、身の回りにある様々な人権問題について考えることで、差別をなくそうとする子どもや、人権感覚あふれる学校をめざして毎年実施しています。
今年は、低学年・中学年・高学年の三つのグループに分かれて、それぞれの課題について話し合いました。
☆1・2年生 「不安はどこから?(コロナについて考えよう)」
新型コロナウィルスが猛威を振るっている中、
「なぜ不安になるのかな」「どうしたら不安をなくせるのかな」ということをテーマに話し合いました。
子どもたちからは、「一人ひとりが全員にやさしくしたら、コロナになっても不安はなくなることを知りました。」「コロナになっても、『だいじょうぶだよ』と優しく声をかけてもらいたいな。」「うわさ話をしてはだめだと思った。」といった意見が聞かれました。
そして、この言葉で授業を締めくくりました。
『やさしさと 思いやりは ウィルスとたたかう力になる。』

![]()
☆3・4年生 「この仕事は誰がする?」
①ごはんを作る ②せんたくをする ③せんたくものをほす ④トイレそうじ ⑤おふろそうじ ⑥ゴミ出し ⑦買い物 について、家族の誰がしていることかを確認し、気づいたことを話し合いました。
子どもたちからは、「ほとんどの仕事をお母さんがしているので、自分ができる仕事は進んでしなければならない。」「お母さんが大変なときは助ける。」「今、自分がしている仕事は続けていったほうがいい。」「自分と違う考えの意見が出たので、より考えが深まりました。」といった意見が聞かれました。

☆5・6年生 「なくそう偏見・差別(コロナ、SNS)」
三重県教育委員会の資料をもとに考えました。「
コロナかもしれない」といううわさから、偏見や過剰反応がみられる問題についてグループで話し合いました。
子どもたちからは、「SNSはウソやデマが多いので気をつけたい」「友達がコロナになったら、避けるのではなく心配することが大切だ。」「コロナはいつ誰がかかってもおかしくないので、かかっただけでいじめようとするのはまちがっている。」
といった意見が聞かれました。

異学年合同授業の形で、人権について考える機会を設けましtが、「他の学年の友だちと意見交流できて、楽しかった。」「いつも聞けない意見が聞けて、良かった」という子どもたちの声がありました。また、どの教室でも、下級生を気づかったり、話し合いをまとめようとする上級生の姿が見られ、頼もしくも思いました。子どもたちは、いつの間にか、つながりあい高めあう集団へと成長してくれています。