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2025/02/06

人権を考える会

Tweet ThisSend to Facebook | by 栗真小学校 校長用

「人権を考える会」を実施しました!

 栗真小学校では、毎年この時期に、「人権を考える会」を実施しています。各学年の発達段階や生活課題を考慮し、「気付こう 伝えよう 受けとめよう」のテーマで、身近な人権課題について、低中高別に話し合う会です。どの学年部でも、授業を始める際に、「人権とは、どの人も大切にされる権利があるということ」「この授業は、みんなが安心して楽しく過ごせるためには何が大切なのかを考える会であること」を確かめたうえで進めていきました。2つの学年での話し合いなので、普段話し合っている学年の話し合いとは少し雰囲気が違う中での話し合いになったり、いつもなら聞くことのできない考えを聞くことができたりする貴重な時間を過ごすことができました。

 低学年は、2月4日(火)2限目に、「自分の気もち みんなの気もち」という題材で話し合いました。最初に取り組んだのは、様々な表情の絵が描かれているカードを使って気持ちを出し合う活動です。同じ出来事でも、人によって感じ方が違うことを知ることができました。次に取り組んだのは、「気持ちのすごろく」ゲームです。サイコロを振って止まったマスに描かれた絵の人の真似を全員でしたあとに、サイコロを振った人が絵の人の気持ちになったときのことを話します。自分の気持ちを伝えたり、友だちの気持ちを聞いたりすることの楽しさを実感できました。


 中学年は、2月6日(木)1限目に、「聞こう!考えよう!わたしたちの問題」という題材で話し合いました。まず、モデル文を読んで同じ気持ちになったことを出し合い、問題を解決するための方法を話し合いました。次に、事前アンケートの課題について話し合い、話し合ったことを全体で交流することを通して、安心できるクラスの共通点について発表し合いました。この活動を通して、一人一人の感じ方が違うことや、相手の立場に立って考えることの大切さについて気づくことができました。


 高学年は、2月5日(水)3限目に、「自分はどうなん?」という題材で話し合いました。まず、「授業中のあるやり取り」の文章を読んで、自分のことを振り返りました。次に、「授業中のあるやり取り」の中にひそむ問題を解決するためにどうすればよいかをグループで話し合いました。そして、より良い解決方法をグループで1つにまとめ、全体の場で交流し合いました。話し合いをする中で、自分には思いつかないようなよい考え方がたくさんあり、話し合うことの良さを感じました。


 この授業を通して、どの子も、同じことでも一人一人の考え方や思いには違いがあり、お互いの考え方や思いを認め合って生活していくことが、みんなが安心して楽しく過ごせることにつながるということを理解できたのではないかと思います。これからの学校生活の中で、理解したことを、その場の状況に応じて実行に移すことができるといいですね。


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