2月14日(火)は、四日市市方面へ社会見学に行ってきました。最初の見学地は、塩浜小学校です。四日市公害の学習で、多くの児童が喘息で苦しんだ歴史があります。塩浜小学校の校長先生の案内で、まずは、学校の様子をお聞きしながら、公害で苦しんでいた当時の「うがい場」も見せていただきました。「一日6回すること」の掲示物も当時の物だそうで、休み時間ごとに全校の児童がうがいをしていたことを想像していた子どもたちでした。
次に展望室へ案内していただきました。四日市港やコンビナートのことなども説明をいただきました。煙突から出る煙は、多くの公害患者を生んだ塩浜地域や礒津地域に流れていることを目の当たりにした子どもたちでした。また、このコンビナートで作られたガソリン等が貨物列車で運ばれていく様子や、遠く長野県まで運ばれて行くことも教えていただきました。
工場から出される煙は、公害裁判を行っていた時代とは違って、厳しい規制により、水蒸気しか排出されていないのですが、子どもたちの中には、「何かちょっと臭う。」という子どももいました。
その後、四日市港ポートビルへ移動し、施設の前に広がる公園でお昼ご飯です。この日は、冬型が強まり日差しはあるものの、移動途中には雪も舞うといった様子でした。幸いなことに、風がよけられ日差しは当たるという絶好の場所があり、バスの中でのお弁当ではなく、野外で楽しくお弁当をいただくことができました。ドッジボールや長縄、アスレチックでも思い切り体を動かして昼のひと時を楽しみました。
そして、ポートビルの展望室へ移動しました。地上100mからの眺めは、天候も良かったため遠くセントレアの空港まで見渡せる素晴らしいものでした。目的は、コンビナートの様子を上から観察することや、四日市港の様子を観察することです。幸いなことに、四日市港から輸出される車の積み込みの様子も見ることができました。
帰りの車中では、疲れからか眠っている子どももいたようです。
「さあ、出発だ!」
塩浜小学校到着!
校長先生が説明をしてくださいました。
小学校のすぐ横にコンビナートの工場!
四日市港ポートビル
まずは、お弁当です。後ろの壁が風よけになり、全然寒くなかったです。
昼食後のレク
隣の公園も少し遊びました。
地上100mから、コンビナートや四日市港の様子を見学
熱心にメモを取る子どもたち。
車の積み込み作業も見れました。